ごまが肝臓に良い食べ物と呼ばれる理由とセサミンの働きについて説明しています。
セサミンはごまに含まれる成分です。昔からごまは健康に良いとされてきましたが、実はその根拠が明確になったのは、1990年代以降とされています。
ごまの種子に含まれるゴマリグナンという脂溶性の抗酸化物質を構成しているセサミンは、ごまの成分の約1%しかないゴマグリナンの50~60%を占めています。
セサミンは胃腸では分解されずに門脈から吸収される性質があり、肝臓へ直接作用するという特色があります。
肝臓へ運ばれたセサミンは肝臓の働きを高めると同時に、アルコール代謝にかかわる酵素の働きも活性化させることで肝臓への負担を軽減することができるとされています。
加えて、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
さらには、セサミンには肝臓への効果の他にも強力な抗酸化作用があります。
人間の身体には本来、活性酸素を減らすために肝臓に特殊な酵素を作る働きが備わっています。しかし年齢を重ねるごとにその能力は衰えてしまいます。そこでセサミンの抗酸化作用のサポートが必要になってくるのです。
肝機能のみならず、細胞の老化防止、美容やアンチエイジング効果、さらには動脈硬化などの血管障害の予防や改善にも期待が持てるのです。
セサミンの肝臓への効果については、「若返りの救世主セサミン講座」というセサミンサプリの比較サイトに詳しく掲載されていました。セサミンに興味のある方はこちらを参考にしてください。
なお、ごまにはセサミン以外にも、様々な成分が含まれており、セサミンと同じように高い抗酸化力を持つアントシアニンやトコフェノール(ビタミンEの一種)、さらにはカルシウムやマンガン、リン、銅、鉄、亜鉛といったミネラル類なども含まれています。
ただし、セサミンの1日の摂取目安量は10mg。ごまに換算すると実に3,000粒分に相当。1日あたり小さじ3杯とはいえ、毎日食べるのは大変です。
そこでおすすめしたいのが、セサミンを配合しているサプリメントです。1日に必要な量は多くても数粒、調理の手間も必要ありません。ぜひためしてみてはいかがでしょうか。